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団士郎理事「父子旅」
21. SANPO

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21. SANPO

目的を決めて歩くのは散歩ではない。また、ある程度のスピードで歩かなくては・・と忠告するのも、運動不足解消のウォーキングで、散歩ではない。散歩はブラブラでなくてはいけない。

私は以前、早足で有名だった。「もう少しゆっくり歩いてよ!」と求められた記憶が少なくない。急いでいた意識はないのだが、いつもつもりがあって歩いていたので、道中は手段にすぎなくなっていたのだろう。

ところがふと気がつくといつのまにか、ずいぶんゆっくりになっていた。最近では、追い抜いてゆく人の背中に、「そんなに急いで、むこうに何があるというの・・!」、なんてつぶやいている。歳をとったのだろう。

パックツアー観光の場合どうしても、目的の建物とか名所に早く行き着きたくなる。早く早くとか、混雑している場所は「パス!」などと、判断ばかり迫られてしまう。

しかし、ちょっと考えてみれば解ることだが、そもそも観光に目的などはない。しなくてもいいことを、わざわざしているのである。散歩気分、これが観光の王道だ。

NYで一番そんな気分になったのが、SOHOを散策している時だった。街角を曲がるたびに、ここはどんな店があるだろうと楽しみだった。たまたま入った店では日本人の店員が息子に、「お父さんと旅行ですか。いいですね」なんて話しかけてきたりした。それに応えてしばし談笑していたことも含めて、旅だった。

(ニュースレター33号/2010年11月)

 


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