正会員 長川 歩美
7月25日土曜日に、当NPO正会員の長川歩美と理事長の村本邦子によるピアノユニット「パールノート」のコンサートがクレオ大阪中央セミナーホールにて行われました。当NPOの年次大会では2年前からミニコンサートを行っているのですが、純粋なコンサートはこれが初めてで、当日はドキドキしながらご来場の皆さまをお迎えしました。
演奏曲はエルガー:愛のあいさつ,ドビュッシー:亜麻色の髪のおとめ,ピアソラ:リベルタンゴ,サンサーンス:動物の謝肉祭,バッハ:アヴェ・マリアなど、みなさんがどこかで耳にされたことのあるような、親しみのある音楽を選曲しました。この日はこどもさんもたくさん来てくださったのですが、動物の謝肉祭では正会員の森﨑 さんの娘さんが作ってくださったモビールの動物たちと、理事の津村さんの美声ナレーションによる演出で、こどもさんたちも大いにもりあがって可愛い反応をみせてくださいました。
今回は、演奏の途中でありえないほど詰まったりとまったり・・があり、ご来場の皆様にご一緒にスリルを味わっていただくことになりました。それにしてはとても心地よく演奏できたなぁと不思議に思っていたところ、後日読んだ音楽のエッセイで、40年くらい前まではプロのピアニストでもミスタッチや演奏のストップがめずらしくなかったこと、その頃は間違いを恐れるよりも人間的な面白さや遊び心を大切にしていたことを知り、面白いなぁと思いました。とは言うものの、やはり安心してお聴きいただけるよう一歩一歩精進していきたいと思っております。
あたたかい雰囲気の中、フロアの皆さまとのつながりを感じつつ弾くピアノは、私たちにとってとても気持ちよく楽しいものでした。当NPOに縁のある方々、遠方から来てくださった懐かしい方々、HPやNLをみておいでくださった方々・・たくさんの人に支えられ、つながっていることを感じ、胸にじーんとしたものを感じながら、ありがたく嬉しい気持ちでピアノを弾かせていただきました。おいでくださった皆さま、ありがとうございました。
(ニュースレター29号/2009年11月)