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理事エッセイ
37.「つながり」を感じた数日間 /前村よう子

理事 前村よう子

「数学の教員免許を取得しよう」と一念発起し、この秋から佛教大学での学生(通信)生活を再スタートした。仕事をしながらの学びはこれで3度目になる。初回は18年前、社会科の教員免許取得の為であった。その後、高校の情報科免許を取得したのが7年ほど前。今回は数学免許取得の為である。必要単位は1年あれば取得できる仕組みになっているが、それはあくまでも必要な知識を取得することが前提となる。高校を卒業して以来、数学とは全く縁の無い生活を送ってきただけに、「お母さん、なんて無謀なことするの。情報科とは訳が違うんやで。1年では絶対無理やと思う」と理系の娘に呆れられつつの日々だ。

さて、久々に勉強を始めた私は、ふと、初回受講時のスクーリング(対面授業。通信教育といえども、教職課程では対面授業は必須)のことを思い浮かべた。真夏の暑い日々、娘を保育所に預けた後、京都までダッシュして一週間、スクーリングを受け続けた。よくもまあ頑張れたものだと思う。どこにあのエネルギーがあったのかと、今はただただ不思議である。

そのスクーリングで一人の女性と出会った。彼女とは帰る方向が同じということもあり、何度か同じバスや電車でそれぞれの状況(共に乳幼児の子育て中だった)や仕事、関わっている活動について話し合った。彼女は「日本ビルマ救援センター」というNGOを立ち上げ、活動しているとのことだった。その後、お互いに無事教員免許を取得(彼女は英語科)。それぞれ別の学校で非常勤講師としての仕事を始めると、忙しさにかまけていつの間にか連絡は途絶えた。

その彼女と偶然、現在非常勤として勤務している高校の文化祭で出会った。なんと、彼女は数年前までこの高校で非常勤講師をしていたらしい。今は別の学校の専任教諭となり日々忙しく過ごしているという。そして今もなお「日本ビルマ救援センター」の活動は継続しているという。私も研究所とNPOのことを話し、共に不思議なつながりを感じあった。

「日本ビルマ救援センター」は、ビルマ難民を支援する様々なプロジェクトを実施し、そのための日本人向け学習会も開催されている。詳細は http://www.brcj.org/ を参照されたい。

さて、彼女と出会う数日前、ひょうんなことから映画「僕たちは世界を救うことができない」を見た。これはカンボジアに小学校を建てた大学生たちの成長を描いたもので、実話を元にしている。ビルマとカンボジア、国と事情は違えど支援を必要とする国に、私たちが何をすることができるのかを考えさせられる。

なんて濃厚な一週間だったのか。きっとこのつながりは次への何かを秘めているに違いないと勝手に思っている私である。

(ニュースレター37号/2011年11月)

 


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