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理事エッセイ
43.私にできるNPO活動を模索して /西 順子

理事 西 順子

2002年11月のNPO設立から早10年が過ぎた。副理事長として十分なことはできなかったが、組織の基盤の部分については何とか細々と後方支援として続けてきた。こうして続けてこれたのも、素晴らしい活動を展開しているDV子どもプロジェクトやViプロジェクト等があってのことと感謝している。

後方支援しかできなかったというものの、一つ、私の「やりたいこと」「こんなのがあったらいいのになぁ」を形にすることができた。それは通称「ピンクの冊子」と呼んでいる、立命館大学法科大学院から助成金を頂いて発行した『女性の安全と健康のためのガイドブック~パートナーとの関係で悩んでいませんか?』(2009年)である。「DVにさらされながら幼い子どもを育てているお母さんに、少しでも必要な情報を届けたい」「自分を大切にしてほしい、孤立しないようにできるだけ子育ての助けを借りて人とつながってほしい」・・という願いを込めて冊子をつくった。
この冊子は今、私のカウンセリングの部屋に常時数冊は置いてあり(自分で購入して)、必要があるときにはいつでも、DV被害にあっている母親に渡せるようにしている。一期一会の出会いであっても、何かの手がかりになれば・・と、さっとお渡しできるのは有難い。「自分だけではなかったんだ」と思ってもらえるだけでも・・と、何がしか伝わればと祈る気持ちでお渡ししている。こうしたことができるのも助成金を頂いてのこと、そして主旨に賛同して一緒に手掛けてくれた仲間がいてのことと、本当に感謝している。

今、DV被害女性のカウンセリングのなかで、「こんなのがあったらいいのに」と日々思いを募らせているのが、「DVの子どもへの影響」についての情報を伝えるための冊子である。「行政の相談は全部利用した。でも(離婚後の)子どものことで相談にのってもらえるところがない」という切実な声も届いている。女性の潜在的ニーズに応えられれば・・と思うのだが、これをどう実現できるのか・・模索中である。こういうことが実現可能なのがNPOだと思うのだが、助成金に応募するエネルギーもなく時間もかけれずじまい。私にとっては、夢の領域だが、ずっと考え続ければ何かが見えてくるかもしれない・・と、もう若くはないものの、まだあがいている。かすかな夢を持ち続けておくとしよう。

こうして活動を継続してこれたのも応援を続けてくださった会員の皆さまのおかげと心から感謝いたします。

(ニュースレター43号/2013年5月)

 


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    • 支援者支援プロジェクト(4)
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    • 援助者研修「怒りのコントロールを学ぶグループ」プログラム実践者養成講座(17)
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