理事長 村本邦子
早いもので、私たちのNPO活動も設立3年目に入りました。11月3日には、大阪NPOプラザにて、総会とともに第2回年次大会を開催し、シンポジウム「DV家庭に育つ子どもへの支援」と、リラクセーション・ジャズ、および交流会がもたれました。
シンポジウムでは、活動報告を兼ね、子どもプロジェクト・DV親子支援チームから、安田裕子さんが、子どもプロジェクト・面会支援チームから、桑田道子さん、杉山暁子さんが、DV家庭に育つ子どもの現状と支援について報告してくれました。続いて、理事である石田文三さん(春陽法律事務所弁護士)と冨永良喜さん(兵庫教育大学教授)から、それぞれ専門的立場からの報告とコメントを頂きました。私たちのNPOの日常の活動や人材によって、このような先進的なトピックでシンポジウムが実行できることを誇らしく有り難く感じました。
その後のお楽しみ、リラクセーション・ジャズも、アドボケーター・チームから栗岡多恵子さんがインストラクターを務めてくださいました。それぞれの会員の多様な特技を活かした出し物があるのもいいなぁと思いました。フロアの私たちも、楽しくリラックスしました。交流会では、まだ会員でない参加者も混じり、軽食と交流を楽しみました。こうして、仲間が増えていくことは嬉しいことです。
理事長としての私の願いは、このNPO自体が、会員にとって、「安心とつながりのコミュニティ」になればいいなということです。緩やかだけれども、安心で、つながりを感じられるそんなコミュニティがここにひとつあることで、それぞれの会員が、また、それぞれの場所で「安心とつながりのコミュニティづくり」に励んでいったら、そんなコミュニティの輪が拡がっていくのではないかと思うからです。
それぞれのチーム活動を通じて、また、通信を通じて、ぜひ積極的にこのコミュニティにご参加ください。近く、ホームページを活性化し、インターネットを通じたコミュニティ参加の場を拡げる予定です。どうぞお楽しみに。大会や各プロジェクトの詳しい内容については、紙面をご覧ください。
(ニュースレター10号/2005年2月)