理事長 村本邦子
夏恒例の援助者養成講座も無事、終了しました。グループ・ファシリテーター養成講座(7月29・30日)、援助者向けグループ研修・怒りのコントロールを学ぶグループ(9月2・3日)、今年、新しくスタートしたグループ・ファシリテーター養成・中級講座(9月3日)です。いずれも本紙に報告がありますが、毎年、新しい出会いがあり、発見があり、喜びがあります。
プロジェクトの方も、それぞれに活動の拡がりを見せています。DV子どもプロジェクトでは、プログラム派遣、および、来年度のボランティア養成講座と来所プログラムを企画中です。現場のニーズから、ストレートな心理教育だけでなく、もう少し、リラックスし遊び心のあるプログラムも必要かしらと、新しい課題を模索しています。お芝居や音楽、絵本、楽器を使ったものなども検討中です。スタッフもわくわくしています。
Vi-project(子どものための面会・交流サポートプロジェクト)では、報告書発行後、直接支援のパイロット事業をスタートさせましたが、引き続き、マスコミの反響が大きく、嬉しい悲鳴を上げています。同時に、時代のニーズの高まりと、たくさんの人たちが相談先が見つからないままに悩み苦しんでいる実態を垣間見る思いです。少しずつながら、関係機関とのネットワークもできつつあり、着実に歩んでいます。
アドボケイト・プロジェクトも、細々ながら例会を重ねています。年次大会に合わせて、被害者アドボケイトの二次受傷(代理受傷)とセルフケアをテーマに講演+ワークを企画していますが、現在のミーティングは、援助者ケアにウェイトを移しつつあります。今は、とくに、(私の趣味から)アロマを使ったケアを試しています。お疲れのみなさま方、よろしければどうぞ。
いよいよ5年目の事業に突入しました。ありがたいことに新しい活動会員も増え、何だか活気づいています。やれることはささやかですが、息長く続けることで、安心とつながりのコミュニティを拡げていけたらと思います。みなさまのご理解と応援に感謝しつつ。
(ニュースレター17号/2006年11月)