理事長 村本邦子
第4回年次大会も、10月29日に無事終えました。NPOとしての活動を開始して、もう5年目を迎えるなんて驚きです。年次大会では、毎回、各プロジェクトから活動報告をしてもらい、プロジェクト間、また、活動会員以外のみなさんとの交流の場にしています。それぞれのプロジェクトの活動報告を聞きながら、ささやかな活動でも続けていけば、少しずつ芽が伸びて育っていくんだなあとしみじみ感じ入っていました。若い人たち、新しいメンバーの人たちが仲間になってくれ、いつのまにやら頼もしく育っていってくれることも嬉しい限りです。
それぞれのプロジェクトの活動報告は、この紙面にも満載です。DV子どもプロジェクトは、NPO法人モバイル・コミュニケーション・ファンドより助成頂けることが決定し、勢いづいています。11月30日には、カナダ・オンタリオ・ロンドンより、LFCCのリンダ・ベーカーさん、アリソン・カニングハムさんをお迎えし、交流会を持ちました。北米の取り組みを紹介頂いたり、私たちの活動への助言なども頂き、とても楽しく充実したひとときを過ごしました。そして、12月、恒例のボランティアスタッフ養成講座を修了しました。修了生はこれで51人になったとか。そして、今年も、たくさんの新しいメンバーにボランティア登録して頂きました。今年は、心理教育的なプログラムだけでなく、さまざまな次元の取り組みにチャレンジしていく予定です。お楽しみに!
Vi-Pも面会交流支援パイロット事業にたくさんの反響を頂き、一歩ずつ着実に経験を重ねています。想像もしていなかったさまざまな課題が少しずつ見えつつあり、現在、頭を整理中です。ニーズの高いこの分野での支援を、この後、どのように安定した事業として活動定着させていくべきか検討も始めています。
暴力防止プロジェクトも少しずつ動き始め、アドボケイトプロジェクトは、勉強会を続けながら、援助者ケアにも取り組んでいます。
2007年もささやかながら、着実に活動を根付かせていきたいと思っています。これからもみなさまからの暖かいご支援、ご協力をお願いいたします。
(ニュースレター18号/2007年2月)