理事 津村 薫
前号でもご報告申し上げた通り、シャルレ・ウィメンズフェローシップ女性奨励賞の受賞賞金で行われる、「ワーキング・マザーのためのストレス・マネジメント講座」は、プロジェクトが設けられ、着々とその準備が進んでいます。
全5回の連続講座を、託児付で50名に無料提供(※注・託児は定員20名)、会場も、ドーンセンター(大阪府立女性総合センター)に決定しました。
これまで、ストレス・マネジメントの研究・実践を行ってきた私たちでしたが、新しく外国・国内の文献を求め、翻訳担当、邦訳本読破担当に分かれ、現在のストレス・マネジメントをあらためて概観。研究会を定期的に行いながら、現在、本格的なプログラミングの真っ最中です。
「翻訳や雑務のお手伝いならできます」とお申し出くださり、このプロジェクトに参加頂いているのは、活動会員の亀田佐知子さん、渡邉佳代さん、小田裕子さんです。亀田さんは、幼稚園に通うお嬢さんがおられ、子育て中の大変な中、翻訳やプログラム作成にと、熱心に頑張ってくださっています。渡邉さん、小田さんは今春、修士課程を修了され、臨床心理の専門家として一歩を踏み出したばかり。これまで多くの活動を積み重ねてこられ、その体験を生かして、この会議にも積極的な意見を出してくれています。
また、ワーキングマザーのストレスについて知るべく、ネットワークのあるワーキング・マザーにアンケートを実施。このアンケート実施については、働くママのサポート活動を展開されている、株式会社マザーネット代表・上田理恵子氏にもご協力を得て、多くのワーキング・マザーの声を知ることができました。ここであらためてお礼申し上げます。
また、託児室でお預かりする20名のお子さんについても、非暴力の思想を伝え、豊かな人間性を創る「子ども向けコミュニケーション・プログラム」を当NPO子どもプロジェクト出張実施致します。ワーキング・マザー会員の皆さん、ご参加をお待ちしています。また、お近くのワーキング・マザーに、是非お声がけいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
(ニュースレター第3号/2003年5月)