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援助者研修「怒りのコントロールを学ぶグループ」プログラム実践者養成講座
37.第10回 虐待防止のためのグループ援助を学ぶ研修

Peaceful Anger Management(PAM)
グループ実践者養成講座 報告

活動会員 下地久美子

 8月2日(火)、3日(水)に、女性ライフサイクル研究所京都支所で、『第10回 虐待防止のためのグループ援助を学ぶ研修 Peaceful Anger Management(PAM)グループ 実践者養成講座』を開催いたしました。窪田と下地が講師を務めさせていただきました。

子ども虐待のニュースが後を絶たない状況の中で、虐待への早急な対応が求められています。しかし、たとえ相談機関につながっても、親の意識や行動を変えないことには、子どもへの虐待を根本的に減らすことはできないとの声も聞かれます。
私たちがおこなっている『PAMグループ(怒りのコントロールを学ぶグループ)』は、行動を変えるのに即効性があるといわれている認知行動療法をベースにしたプログラムで、すぐに子どもにキレて、怒鳴ったり暴力をふるったりしてしまう親に、怒りのコントロールを身につけてもらい、子どもへの対応を変えていくことを目指しています。
虐待は世代連鎖しやすいことが知られていますが、親が怒りをコントロールすることができれば、次世代への連鎖をくい止めることもできます。私たちが、これまでに実践し効果があったと感じているこのプログラムを、現場で親の支援をしている援助者の方にも広く使っていただきたいと思い、援助者のための研修を実施しました。

この研修では、グループファシリテーター養成講座を修了し、グループの進め方や趣旨を理解していただいている方を対象とさせていただいています。まず最初に受講者にグループで使用するテキストとグループを実践する援助者のためのマニュアルを配布します。グループの進め方について講義したあと、私たちがファシリテーターになり、受講者には模擬のグループの参加者になっていただくという形で進めました。これは、自分が参加者としてグループを経験してみると、参加者の気持ちを追体験することができ、実際にグループを運営する際に役に立つことが多いからです。

年々、遠方から参加してくださる方が増え、この講座が、関西のみならず、全国へ広がっていっているのを嬉しく思いました。2日間という凝縮された時間でしたが、みなさんとても意欲的に学ばれ、活発な意見が飛び交い、和気あいあいと充実した時間を過ごすことができました。それぞれの職場でこのグループのノウハウを活かし、怒りをコントロールできずに悩んでいる親たちが、少しでも楽になれるようにサポートしていっていただけたらと思います。

☆ 参加者からいただいた感想をご紹介します!

◆怒りの行動の前の段階に気づくことで、行動を変えたり、怒りの傾向を知ることができて、とても役に立った。他のメンバーから客観的な意見を聞けたのもよかった。(大山泉)

◆細かくプログラムされてわかりやすかった。ファシリテーターの役割や話す内容が具体的に書かれていて、今後実践していくうえで大変ありがたい。惜しみなく技術を提供していただき、ありがとうございました。(谷村和美)

◆模擬グループの中で最初は架空の人物になりきっていたが、だんだん自分が出てしまい、やや混乱した。仕事にうまく活かしていきたい。(勝見初恵)

◆マニュアルがあり、そのまま使えるところが良かったです。内容もわかりやすかったのですが、実際にグループを行う場合には、参加者の理解度によって、内容を少し変えたほうがいいかなと思いました。(花谷慶子)

◆自らグループ体験ができ、実践的なところが、よかった。(匿名希望)

◆怒りをここまで見直してみることがなかったので、いろんなことに気づき、公私ともにかなり役に立ちました。(菊池光)

◆実際に自分が体験できて、すぐに仕事にも使えそうで、大変満足しました。(岨中庸子)

◆参加者からいろんな意見が聞けてよかった。実践的な研修だったので、プログラムの進め方が、わかりやすかった。(匿名希望)

◆自分の怒りの感情に気づいてもうまく処理できずにいましたが、その対処法がわかり、怒りをコントロールする手がかりが得られたのが、何よりの収穫です。(喜多淑子)

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(ニュースレター37号/2011年11月)

 

 


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