理事 窪田容子
理事 津村 薫
第5回グループファシリテーター養成講座を、8月23日(土)24日(日)に、女性ライフサイクル研究所京都支所にて開催いたしました。今回も、子育て支援センターや学校などの公的機関で働いている方、サポートグループ、自助グループの運営をされている方など、10人のご参加を頂きました。
初日のオリエンテーション、グループ観察実習や、グループダイナミックスの講義にも積極的に参加され、2日目のグループ実習やグループアプローチ、実践に向けたまとめの時間でも、熱心な質問が多く出されました。仕事でグループを立ち上げる支援を仕事とする方あり、自主的にグループを運営している方あり、それぞれに、「自分自身はグループの中で、どうあればいいのか(どうはたらきかければいいのか)」と、自分自身のポジションや、支援の姿勢について問い直したり、発見をしたりする機会とされていたようです。
2日間の日程を終え、終了後アンケートのご感想では、みなさん「大変満足」、「満足」のいずれかに○をつけていただきました。ニュースレターの掲載にご了解を頂いた方の、アンケートによるご感想の一部をご紹介します。
○聴く姿勢、グループの中での自分の位置のとり方を確認できた。
○スタッフの方たちのプロ意識、講座の中身の濃さに満足しました。
○講義と実技がうまく設定されていてよかったです。もう少し期間をかけて勉強した方がいいのかな?
○講座の内容が丁寧で、説明もわかりやすかった。
○現実的に起こりやすい問題についても、具体的に答えてくれた。
○エクササイズの内容も適切で、目的に添っていた。
○グループというものの認識や力動について改めて学習できたし、注意点や必要なことを確認できた。
○講座の内容はもちろん、いろいろな人に出会えたことも良かったです。
○グループのあり方、リーダーのあり方、理論として学べて整理できました。
実際にグループ・ファシリテーターをする時に、いろいろな困難に出会うことがあります。そんなときに、同じような活動をしておられる方同士の、横のつながりは、支えとも励ましともなります。最後の方のご感想にもあるように、ご参加頂いた方が、ご一緒に昼食を取りに出られたりする中で、この講座をネットワークづくりとしても役立てて頂いていることも、嬉しく思います。
グループファシリテーター養成講座も、早5回目となり、延べ84人のご参加を頂いたことになります。スタッフの方も、毎回反省点を出し合い、次回に生かし、より良い講座となるよう努力しております。ご参加頂いた方のお役に立つことができ、人々を支えるグループが誕生し広がっていけばと思います。この講座は毎年行いますので、ご関心をお持ちの方は、来年度、是非ご参加ください。
(ニュースレター第5号/2003年11月)