理事 窪田容子
第7回グループファシリテーター養成講座を、7月30日(土)31日(日)に、女性ライフサイクル研究所京都支所にて開催いたしました。今回も、ファミリーサポートセンターや保健所などの公的機関で働いている方、子育て支援サークル、保育グループの運営をされている方、大学院生など、22人のご参加を頂きました。あまり広報しなくても、定員を越えてキャンセル待ちをされる方が出るほども多数のお申し込みをいただき、グループファシリテーターを学ぶ場のニーズが高いことを実感いたしました。
グループファシリテーター養成講座も、早7回目となり、延べ77人のご参加を頂いたことになります。スタッフの方も、毎回反省点を出し合い、次回に生かし、より良い講座となるよう努力しております。ご参加頂いた方のお役に立つことができ、人々を支えるグループが、誕生し、広がっていけばと思います。
この講座は毎年行いますので、ご関心をお持ちの方は、来年度、是非ご参加ください。
グループファシリテーター養成講座・講座風景
ニュースレターの掲載のご了解を頂いた方の、アンケートによるご感想の一部をご紹介します。
○具体的にファシリテーターとして大切なこと、環境の設定など必要なことを教えてもらえました。また、自分がこまっていたこともきけてよかったです。(りょうちゃん)
○普段、学生していると、なかなか職場で働いている方とお会いし、話をじっくりする機会は少ないので、今回、参加して本当によかったです。集団をファシリテートするという事は、やはり知識や技量が必要で、それらを実習や講義を通じて深く学べた事は大変良い機会となりました。特に、グループワークの実習は、体験して気づいた事や感じた事が多くあるので、それらの感情を大切に将来に生かしていきたいと思います。実り多き2日間であったと思います。(ちひろ)
○2日間の短時間の中で講義と体験実技をうまく組合わせ、又、各講師の方々の持ち味を出され参加者の自主性をうまくうながせていたので、たいへん有益なセミナーでした。ただし時間がもう少し10時~16時半なら、エクササイズや体験を得られたのかと。それと、どうしても女性が参加者が多いので男女参画をどう取り組むかもヒントがあってもよかったのでは。できれば今回が入門又は初級で、今後応用又は中級、上級などのコース設定をしてほしい。(ヨッピー)
○ファシリテーターとして気をつけるべき点や、ノウハウを教えて頂き、とてもよかったです。グループを運営していく上でも、とても役に立つと思いました。もっと深めていきたいと思いました。(あけみさん)
○多分似かよった考え方を持った方々が受講されていたと思いますが、きびしい状況の中から、何か、世に役に立てたいという志が感じられて、心地よい講座でした。(聖羅)
○実践と理論を短い時間で組みたてておられ、その中で重要ポイントをついた話がきけ、実際にしていてこれでよいのかと迷いがあった項目も「そうなんだ」「そう考えたらよいのか」と納得がいった。
○グループ体験ができ、参加者の心境を体験できた。具体的な方法を学べた(声かけetc) ファシリテーターの方の声かけや言葉かけがあまりに上手で、とても驚いた。声かけや共感的な姿勢、参加者が話した事のまとめ方etc、ファシリテーターとしてのスキルをよりUPしたい。
○演習を通して得られたものが、大きかったと思います。2日目の演習では講師の方のファシリテーターとしての姿勢を見させていただき、大変学びになりました。話す側、聞く側を体験し、話の内容によっては自分の心がざわついているのに気づく事ができ、そういった事も自分自身を知りながらファシリテーターとして必要だという事にも気づく事が出来ました。理論も例題をふまえて話していただき大変わかりやすかったです。
○今まで自己流でやっていた、ファシリテーターやグループの事が整理されて講義されてよかったです。新たな気づきもあり、今後の活動にいかしてゆきたいです。
○2回では、なかなか即実践に向けての取り組みは難しいと思うので、4回連続ぐらいにしていただき、実習を多く取り入れて欲しいです。
グループ・ファシリテーター養成講座・講座風景
(ニュースレター第13号/2005年11月)