理事 津村 薫
2010年6月19・20日の土日に、第12回グループ・ファシリテーター養成講座が無事終了しました。参加者は12名。実習生も4名入り、こじんまりした集まりながら、とてもにぎやかでした。近畿圏外からのご参加の方が多く、京都市内での実施にもかかわらず、毎年、他府県からの参加者の方が多く、ご遠方からの参加者も珍しくありません。
人と人とのご縁の不思議をいつも感じますが、たまたまホームページをご覧くださった方、知人や先輩からの勧めや、どこかでスタッフの講演を聴いたなど、さまざまな経緯で、今年も会場がいっぱいになりました。「こんなに頑張っている人たちがいるんだ」と、他の参加者の存在が励みになり、刺激になり、支えになったという言葉をいただき、人の力の素晴らしさをあらためて実感しています。
よく聴くこと話すことの大切さについて学びます。 |
本講座では、「グループ・ダイナミックス」「グループ・アプローチ」などの講義で、グループ運営やグループ援助のノウハウ、良いチームづくりのコツなどを学び、グループ観察、グループ実習なども体験します。講座で学んだことを振り返り、今後の実践にどんなふうに具体的に活かすかを考え、2日間の集中研修は終わりました。参加者のご感想は下記の通りです。
気づきもあり、悩みの解決、切り口が見い出せた。いろんな年齢、環境にいられる方(仕事されている方)の話が聞けて良かった。懇親会などが夜間に設定されていたら、もっと実りがあったのかなあとも・・・。20年前、男女共同参画社会の実現に向けて学習していた時から比べて、意識の高い人たちの集まりで、勉強になり、社会の変化も感じました。(しずり)
自宅近くに研究所があり、自分の活動に接近していて役立つ講座がたくさん開催されていることを知り、日時の調整がついたら来たいと思えることが良かったです。(匿名希望)
本からだけでは学べない事、生きた話を聞く事ができた。いろんな立場や仕事、家庭を持つ人達の話や知恵を聞けたら、(評価が)「満足」⇒「たいへん満足」になったと思います。津村さんが面白いです。ファシリテーターにユーモアと明るさは必要ですよね!(ロージー)
話す、語り合うことがいかに大事で有益なことであるかということを、あらためて実感しました。いろいろな職種、立場の方と話ができ、非常に貴重な時間を過ごすことができました。(匿名希望)
自分が学びたかったことにプラスして、学べたことがたくさんありました。改めて気づいたこと、意識直せたこともたくさんありました。「出会い」ということも、これからの自分の支えになりそうです。それくらいに素敵な仲間との出会いになりました。(いなちゃん)
実際にグループの中でがんばっておられる方の声を聞けたことも良かったし、講習の内容にのっとって、講師の方がそれを目の前で実行して下さったことで、生きた勉強ができた実感がありました。(池田)
様々な職種や立場の方から話を聞く事ができた。講義がわかりやすかった。自分の考えや役割を客観的に見直すことができた。話を聞く時の姿勢や態度の大切さが、自分の話を受け入れて聞いてもらえる心地良さを通してよくわかった。(匿名希望)
本講座で学んでいただいたことを持ち帰っていただき、お仕事や活動に活かしていただければ、こんなに嬉しいことはありません。参加された皆さんの今後のご健康とご活躍を願ってやみません。
(ニュースレター32号/2010年8月)