活動会員 下地久美子
4月23日、女性ライフサイクル研究所・京都支所にて、今年も当NPO理事の団士郎さんをゲストにお招きし、春の交流会を開催しました。
参加者の自己紹介のあと、メモが配られ、“いま気になるひとこと”を書き込んでもらいました。その中から、団さんがキーワードを選び出し、トークタイムがスタート・・・。
たくさんの言葉の中から選ばれたのは「父と子」というフレーズでした。団さんのお話は、今年も舌好調で、これまでに関わったケースの話から、ヒマラヤ登山、フランスのアニメと、どんどん話が広がってゆき、知的好奇心がふくらみました。
トークの合間には、参加者が日頃感じている思いを話し合う時間がもたれ、父親について、自分自身の生き方について、思いを巡らせながら、聞き入っていました。直球でも、変化球でも、どんな意見に対しても、うまく打ち返す団さんの気配りがあり、刺激的でかつ和やかなひとときとなりました。心の深いところに沁みる話が多く、たくさんの収穫があったのではないかと思います。
<みなさんからいただいた感想をご紹介します>
◆団さんの著書ではありませんが、わいわい楽しみ、大笑いしながら、人生の練習問題に向かい合っている感じもあり、毎年、わくわく、うるうる、ドキドキ楽しんでいます。団さん、皆さん、楽しい楽しいひとときを、ありがとうございました。
◆毎回、話の展開が面白く、今回も楽しかったです!笑いながら、社会の構図やあり方についてディスカッションし、自分の身に引きつけて考えたり・・・。ここにいる人たちは、本当に親切で良い人で、世の中を変えたいと思っている貴重な少数派なのかもと、思いました。
◆個々の話というより、全体として、いろんな方のいろんな声が聞けたということが、何よりの収穫だったと思います。今年はやたら自分もしゃべってしまいましたが、「オチ」をつけずに話していたなぁと。いつもは「オチ」を気にしながらが多いので、言いぱなしは「ラク」でした。貴重な時間をいただき、ありがとうございました。
◆良い社会勉強になりました。本音の部分での話が、団先生のリードで、たいへん“おもしろく”、三時間があっという間でした。団先生の話にひきこまれました。また、いつもはお会いできないFLCネットワークの方々と交流ができ、とても充実した会になりました。来年も、ぜひ参加したいと思います。
◆NPOの活動に参加されているメンバーの方がたくさんいらっしゃったこともあって、ディスカッションの内容が現実的で大変興味深かったです。関心、興味のあるキーワードを選択してはじまったトークでしたが、たぶん、私の書いたワードの内容にも触れていただいたりしたようで、うまい展開だなぁと、内心感心していました。あっという間に時間が過ぎてしまって、もっと話したかったなぁという気持ちです。ありがとうございました。
◆自分から出かけていって、いろんな方と交流を持つという事は、私にとって、とても勇気のいることでしたが、これからは、積極的に出かけてみようと思える交流会でした。ありがとうございました。
◆「父と子」についてのお話でしたが、社会的な背景もまじえて、子どもとどんなかかわり方があるかということを面白おかしくわかりやすい例でお話いただいたので、終わりまで楽しく聞かせていただきました。さりげなく、重い疑問に対しても、笑えるように変えて話されたのが、とても細やかな気配りでステキでした。ファンが一人増えました。ありがとうございました。
◆今回もすごくおもしろい話がたくさん聞けて嬉しかったです。前に参加した時よりも、自分がしっかり話を聞いて、それに対する考えを頭の中でいろいろ思えたことが良かったなと思いました。けれど、専門的な話は、少しわからない所があって、どういう事なのか、すごく知りたくなりました。たくさんの意見を聞けたので、嬉しかったです。もっと本を読もうと思いました。また、団さんの面白い話が聞きたいと思いました。
◆年長者の話(これから経験するであろうこと)を聞けてよかったです。視点が違うと見方が変わるので色々な人の話を聞けるのはよいです。団先生が「いまから20分話す」とおっしゃった時には、そんなに話せるのかな?噺家ですか?と思いました。世の中、色々な考え方の人がいるから、なかなか意見が合わないのは、仕方のないことですね。
(ニュースレター第16号/2006年8月)