正会員 下地久美子
春らんまんの4月8日に、9回目となる「春の交流会」を、女性ライフサイクル研究所京都支所で開催しました。今年も、理事の団士郎先生をお招きして、「人生の選択」をテーマに、とても考えさせられるお話をしていただきました。
人生の岐路に立たされた時に、誰もがとても迷います。自分が良かれと思って選んだ道が、結果として家族に負担をかけてしまうことや、自分自身の命を縮めることにつながることもあります。この道を進めば絶対に正しいというのは誰にもわからないものですが、そのやり方はよくないとわかっていながら、また同じことを繰り返してしまう人もいます。
団先生の人生の問題解決法は、「上手くいっていることはそのまま続け、上手くいかないことはやり方を変えてみる」ことだそうです。そして物事の判断の基準は「好きか、嫌いか」というシンプルなもので、その意見に「なるほど」と感心させられました。
後半は、参加者たちが、これまでしてきた「人生の賢明な選択」について話し合いました。皆さんがそれぞれの場所で、迷いながらも懸命に生きていらっしゃる姿にじ~んと胸が熱くなりました。毎年「春の交流会」では、人生の練習問題を解いているような思いがするのですが、今回も「よし、明日からも頑張ろう」と前向きな気持ちになれました。
★ご参加いただき、本当にありがとうございました!
みなさんからいただいた感想を、ご紹介します♪
◆日常は目の前のことに追われてしまいがちですが、いろんな家族の話、旅の話、人生のお話などを聞かせてもらう中で視野が広がる思いでした。広い視野を持て、自分を見つめ直すことができました。これからも自分の周りの人々とのつながりを大切に、し楽しく日々を過ごせたらいいなと思います。
◆賢明な選択など、普段考えずに素通りしていることだったなぁ~と改めて見直してみる良い機会になりました。奥が深く、興味深い時間を過ごせました。
◆自分自身が懸命に生きてきたという感は持っていなかったし、自信もなかったのですが、とにもかくにも選択し、その結果を引き受け生きては来れたのかもと思えました。私自身が生きてきたこの人生で、もし何かマイナスが起きたとしても、私自身はおそらく踏ん張って、何とかやっていくのではないかしら。そんな自分に気づけたような気がします。
◆賢明なる選択…。自分にとって良いことでも、それが他者には悪いことかも・・・など考えつつ、でも、選ばねばならないことなら万人向けはない可能性もある。難しいですね。
◆「自分が選択した道に責任を持つ、結果がどうであれ」。これがこれからの私の課題です。人間としての選択、母としての選択、家族としての選択、夫婦としての選択etc。自分が人生を終えるとき、「良い選択をした。良い人生だった」と思えるように努力していきたいです。
◆団先生のお話を聞けるのは年に一度だけなので、とても楽しみにしています。これからもできるだけ長く続けてもらいたいと思っています。
◆日々の日常が忙しすぎて、流れに流されている感じがする中で、自分からやろうという気になります。皆さんのお話を聞けて、視野が広くなったように思います。今の私があるのも、良い人たちに巡り会えたおかげだと心より感謝しています。子どもたちの成長を見守りながら、自分の人生を自分なりに生きていきたいです。
◆私にとっては、年上の方ばかりで、いろんな経験をされている方のお話が聞けて良い機会になりました。人生の中で、たくさんの選択がありますが、先のことは誰にもわからないので、悩むばかりではなく、時々の選択を後で「良かった」と思えるように行動しようと思いました。そして今までは「これが正しい」と固定観念があって、それに沿って選択してきたところがあります。今回のお話を聞いて、やっぱり自分の考えや捉え方次第で変える事もできると改めて感じました。今、就活で悩むことも多いのですが、結果がどうであれ、一生懸命楽しみを見つけながら生きようと思いました。
(ニュースレター39号/2012年5月)