2009年11月1日(日)、クレオ大阪中央において、第7回年次大会を開催致しました。会員11名、非会員25名、合計36名の皆様にご出席いただきました。
まず開会に先立ち、理事長である村本邦子からの挨拶があり、続いて、第1部として、当NPOの各プロジェクトによる活動報告が以下のように実施されました。
1.NPO全般について報告
2.DV子どもプロジェクト報告
3.Vi-Project:子どものための面会・交流サポートプロジェクト報告
4.グループファシリテーター養成講座報告
5.援助者研修「怒りのコントロールを学ぶグループ」プログラム実践者
養成講座報告
今回の年次大会は、(有)女性ライフサイクル研究所スタッフの講演会に出席され、そこで年次大会開催を初めて知ったというように、当NPOについて全く予備知識を持たずに参加されている多かったようで、第一部の活動報告には、皆さん熱心に耳を傾けておられました。
ひきつづき第2部として、当NPO理事の津村薫によるミニ講演会「ストレスと上手につきあうには?」を実施しました。
実際に身体を動かすワークを体験しながらの講演は、参加者からも好評でした。
休憩をはさみ、第3部として、例年好評を博しているピアノユニット:パールノートによるミニコンサートが開催されました。パールノートは、理事長の村本邦子と会員の長川歩美の二人により、2年前の第5回年次大会の折に結成されたピアノユニットです。日頃の多忙な仕事とNPO活動の中で、日々、レッスンを積み重ねている様子が伺える演奏の数々でした。
【プログラム】
- 1.夢 ドビュッシー
- ~スペイン舞曲集より~ グラナドス
- 2.第2番 「オリエント」
- 3.第5番 「アンダルーサ」
- 4.組曲「仮面舞踏会」より第1番「ワルツ(舞踏)」
ハチャトゥリアン - 5.ユーモレスク第7番 ドボルザーク
- ~日本の四季より~ 中田喜直
- 6.「春が来て、桜が咲いて」
- 7.「さわやかな夏とむし暑い夏と」
- 8.「初秋から秋へ」
さて、年次大会終了後は、恒例の交流会です。今年は雨天の為、図書コーナーにて、クレオカフェ手作りのお菓子と美味しいコーヒーや紅茶を戴きながらの実施でした。
今回、年次大会に、そして交流会にご参加頂いた皆様、誠に有難うございました。残念ながらご参加頂けなかった皆様も、是非、次回の第8回年次大会には、お越し頂けることを願っております。
<年次大会担当理事:前村よう子>
感想コーナー
今回初めて年次大会に参加させて頂きました。理事の津村先生に勤務先のメンタルヘルストレーニングの講師としてお頂いたときにお声をかけさせて頂いたのがきっかけです。
活動報告を聞きながら、「もっともっと多くの方にこの活動を知って欲しい」という気持ちが湧いてきました。必要としている方はもっといらっしゃるはず。きっとスタッフの方ももどかしさを感じていらっしゃるのではないかと思います。
スタッフの方が生き生きとされていること、活動において援助を必要としている方のケアだけではなく、援助する側のスキルアップもちゃんと考えられていること等々、魅力沢山の団体だと思います。そして何よりすごいと思ったことは、次世代にこれらの活動がその意思が受け継がれていっていることです。スタッフの娘さんが自分でできる範囲で活動に関わっていらっしゃる姿を見て、まさに“つながり”だと思いました。これからどのような形での関わり合いになるか分かりませんが、異なる場・形であったとしても、ここで育まれた“つながり”はさらなる“つながり”へと広がっていくのだろうと希望と勇気を頂きました。改めて、私は私の立場で何ができるのであろうと考えさせられる時間となりました。きっと私の中でこういうことを考えるタイミングだったからこそ津村先生にあの時お声をかけたのだろうとしみじみ感じています。
最後に、ピアノコンサートは、心に平穏と安らぎを頂きました。追われるように日々を過ごしている自分、意外と心が疲れている自分に気づき、こういう時間の過ごし方があったことを思い出しました。こういう時間を大切にしながら、私にとっての“つながり”の形作りをしたいと思います。(と言いながら、年次大会から早○日。結局追われるような日々を過ごしております・・・)
何はともあれ、津村先生やスタッフのみなさん、茶話会でお話したみなさんに出会えたことに感謝感謝です。ありがとうございました!
( 原野りえ )
2009年11月1日にFLC安心とつながりのコミュ二ティづくりネットワークの第7回年次大会に参加しました。『ストレスと上手につきあうには?』と言う講義を聞きました。
ストレスについての基本的な知識を学習し、自分自身のストレス反応のタイプを知った上でその対応法を学んでリラクゼーションなどの体験もしてきました。講義を通じてストレスに強くなるために、以上の3つのポイントを理解し、意識する必要があるということがまず分かりました。
ストレス源はストレッサーであり、ストレス源そのものをストレスと表現するようにもなりました。ストレス源になるのはマイナス要因のみと誤解されがちですが、うれしくても悲しくてもストレスになります。ストレスには外から来るものと、それに反応して内の感情に起こるものがあります。ストレスとうまく付き合わないと精神的疾患と身体的疾患になるおそれがあります。
生活の中におけるあらゆる出来こともストレス源になる可能性があります。ただ、同じような要因でも人によって感じる度合いが違いますので、ストレスを乗り越えて成長する場合もあります。つまり、変化があればそこになんらかのストレスがあるということであり、上手に対処できると人生のスパイスにもなります。従って、自身のストレスの根源に気づき、それに合わせて自身を調整することが大事なのであります。
( 任 玲 )
アンケートから
・活動内容がわかりやすく説明されていて良かった
・活動報告は、読むだけではわからないですね。生き生きとして活動されているのが分かりました
・いろんな活動報告があり、支援の必要な保護者や知人に紹介できるなあと感じた
・活動に関わられているスタッフの感想が新鮮だった
・感想や体験を交えて話して下さっているので、初参加でしたが、活動状況をイメージしやすかった
・女性支援の活動をしているので、今日の活動報告は、ほんとうに心ときめく事ばかりでした
・ミニ講義は、自分のストレスタイプを知り、コーピングすることでストレスを減らすことができると分かったので、実践したいと思った
・ストレスマネジメントをして、今日から少し考えを変えようと思います
・ピアノコンサートは、心地よい音色で、とても心穏やかになった
・このような活動をもっとPRしていって頂ければと思います
・ピアノ演奏や講義を聴いて、今日はとても元気がでました。キラキラと頑張ってらっしゃる女性が大勢おられて、私のパワーになりました
(ニュースレター30号/2010年2月)