理事 津村 薫
昨年は、平成17年度大阪府男女共同参画(ジャンプ)活動事業の補助金を得て「アドボケイトの調査研究及び啓発事業」に取り組みました。アドボケイトとして活動されている機関のご紹介や、VOVアドボケイト・春海葉子さんの講演会の記録、アドボケイトについての村本の論文等をまとめた報告書を無事発行して、ホッとひと息ついているところです。この事業に取り組んだことで、アドボケイトについてより深く考える機会をいただき感謝しています。アドボケイトは「権利擁護、代弁」と訳されますが、被害者の声を代弁し、いかに社会を動かしていくのかということがとても大切で、ある機関の方からは「あらためて自分たちの活動の重要性・責任を実感できた」とお声を寄せていただき、本当に嬉しく思いました。今後は援助者支援に力を入れ、バーンアウト予防のためにできることについて、少しずつ研鑽を積んでいく予定にしています。
(ニュースレター第16号/2006年8月)