支援者支援プロジェクト
副理事 西 順子
DVに晒されている女性や子どもが、暴力のある生活から抜け出すには、安全なコミュ二ティとつながることが必要不可欠です。そのために援助者にできることは何か・・と試行錯誤するなかで、援助者同士が共に学び、エンパワメントしあえる場が必要と、昨年度より女性ライフサイクル研究所として「DV被害者のトラウマと回復~女性・子どもの視点から援助を考える」講座を開催してきました。この講座では、援助者自身が安全なコミュニティへのエコロジカル・ブリッジ(生態学的橋渡し)となる援助を考えていきたいと思っています。
さらに講座修了者を対象に年2回のフォローアップグループを開催していますが、趣旨から今後はフォローアップグループを当NPOの事業として開催していくこととなりました。
今年度第1回目は2月22日(土)に開催予定です(第2回は7月の予定)。フォローアップグループでは、ソリューションフォーカストアプローチの手法を用いたピア・スーパービジョングループ、セルフケアなどを行っています。息長くよりよい援助を提供していくために、援助者が互いに知恵を出し合い、共に励まし支えあいながら、元気になれる場を創っていければいいなと思っています。
DV被害女性や子どもの援助に携わっている方で関心のある方は、講座およびフォローアップグループにご参加いただければ嬉しいです。
(ニュースレター45号/2013年11月)