活動会員 渡邉 佳代
2005年6月19日に、DV親子派遣プログラムの実施に向けて、ミーティングを兼ねたオリエンテーションを行いましたので、ご報告いたします。
今回は、新しいメンバーも加えて13名という、とても賑やかなミーティングでした。実は、私も久々のDV子プロへの参加・・・時間までドキドキしながら皆さんを待っていると、懐かしい顔ぶれがあり、初めて来てくださった方々と出会えたワクワク感があり、おいしいお弁当があり(?)・・・で、私にとっても、とてもエンパワメントされたミーティングでした。
オリエンテーションでは、(1)「DV家庭に育った子ども支援チーム」の今までの活動報告、(2)『ボランティア・スタッフ心得』をスタッフで共有しました。(3)『心得』は、スタッフとして参加するにあたって、「自分の意志で選択しよう」「問題や苦痛が生じている時には、仲間や責任者に相談しよう」・・・など、スタッフがその都度立ち返ることのできる活動ルールです。本プログラムは構造化された治療的アプローチを行うため、スタッフで『心得』を共有し、スタッフがそれぞれに役割分担をしながらも、チームとなってプログラムを進行していくことが望まれます。それが参加する母子の安心と安全を守る枠組み作りにつながっていくこと、また私たちスタッフにとっても、一個人として、そしてチームとして活動を行う上で、安心と安全の枠組みになることを皆さんと確認しました。
さて、7月からはいよいよ派遣プログラム用に、子どもの対象年齢、参加人数、実施回数にあわせたプログラム内容を組み立てていきます。今後は、リニューアルされたHPの会員掲示板や、毎月のミーティングでプログラム内容を調整しながら、実際にプログラムのロールプレイもやって、派遣プログラムの実施に臨みたいと考えています。また、こうしたやりとりの中で、スタッフの関係作りや雰囲気作り、チームとしての体制作りにも取り組み、スタッフ・メンバーが安心とつながりを感じられるチームを築いていけたらと願っています。
さてさて、今年はどんなスタッフ・チームになっていくのか、どんな親子に出会えるのか、とても楽しみです!
オリエンテーションに参加された皆さんの感想を、以下にご紹介いたします。
◆今日は顔合わせができてよかった!ボランティアの心得などの共有もできて安心した。多彩な人がいらっしゃって楽しみです。子どもたちに会えるのも楽しみにしています!!(活動会員 森崎和代)
◆グループワークについて学びたいと思い、参加させて頂きました。全く知識もスキルもない初心者なので、とても不安だったのですが、暖かい話し合いで安心しました。今後、色々な講座に参加して、長期的に活動していきたいです。どうぞよろしくお願い致します。(活動会員 安済真希子)
◆本日は、初めてDVプロジェクトのミーティングに参加させていただきました。
4月より活動会員にさせていただいたばかりなので、まだまだ勉強不足で今後様々な事を学習していき、少しでも活動に参加できるようにがんばります。今まで母子に助産師としてかかわって参りましたが、これからは"援助"について今一度原点に戻りたいと思っています。助産師の中でも母子のケアとして、虐待やDVなどの問題をかかえた母親へのかかわりがクローズアップされています。スタッフの皆様とかかわり、何らかのネットワークづくりができることを願っております。どうぞよろしくお願いいたします。(活動会員 T)
(ニュースレター第12号/2005年8月)