活動会員 渡邉佳代
「DV子プロと言えば、来所プログラムを開催する冬が最も忙しい」の定説(?)が、崩れつつあります。昨年の秋からDV子プロは大忙し!で、今回は盛りだくさんのご報告をさせていただきます。
昨年10月9日には、ミーティング後にウィングス京都にて、劇団経験のある活動会員の前田瑠美さんから呼吸法のワークショップをしていただきました。レッスンスタジオを借りてまさに本格的。普段使わない呼吸の仕方や姿勢、ストレッチ、発声練習、さらには台本の一部を使って実際に役をやってみたりと、とても楽しいワークショップでした。今後、プログラムで行うパペットの発声や表現方法にも役立てそうです。
11月2日にはNPO法人モバイル・コミュニケーション・ファンドの助成金贈呈式に渡邉が出席しました。今回の助成対象のキーワードが「子どもを守る」のため、贈呈式では、いじめや不登校、虐待、被害者支援などに取り組む他団体と交流でき、支援ネットワークのつながりを感じました。
この助成決定を受け、今後の活動に向けて11月の定例ミーティングではDV子プロマニュアルを作成し、プログラム実施のための枠組み作りにも取り組みました。また11月30日には、助成事業の一環として、DV被害を受けた子どもへのプログラムを世界で最初に始めたカナダのLFCC(HPから支援に役立つ数々の著書が無料でダウンロードできます。http://www.lfcc.on.ca/index.htm)から研究者の方々をお招きして研究会を行い、プログラムに有効なたくさんのアイデアをいただきました。研究会の詳細については、後の長川さんの報告をご覧ください。
12月にはボランティア・スタッフ養成講座を実施し、今年も7名の新スタッフを迎えました。2?3月の来所プログラムと、助成事業であるシェルターやステップハウスへの派遣プログラムの展開に向けて、スタッフ一同、ワクワクしています!
(ニュースレター第18号/2007年2月)