TEL / 
  • トップ
  • おしらせ
  • 活動内容
  • ニュースレター
  • アクセス
  • お問い合わせ
  • 当NPO法人について
  • 会員募集
  • リンク
  •  
  • 報告書・冊子 販売

NPO法人 FLCネットワーク

NPO法人FLC安心とつながりのコミュニティづくりネットワーク
  • トップ
  • おしらせ
  • 活動内容
  • ニュースレター
  • アクセス
  • お問い合わせ
  • 当NPO法人について
  • 会員募集
  • リンク
  •  
  • 報告書・冊子 販売

 

DV子どもプロジェクト
27.派遣プログラムでの変化と、助成事業:冊子のお披露目!

正会員 渡邉佳代

 

DV子どもプロジェクトでは、1月の派遣プログラムの前に、スタッフ・オリエンテーションを行いました。昨年12月のボランティア・スタッフ養成講座を受講し、今回、新たにスタッフ登録をしてくださった新メンバー3名と、今後の子プロの活動に参加希望をされた見学の方2名、そして渡邉の計6名で、それぞれが自己紹介を行い、毎年恒例のボランティア心得の読み合わせ、プログラム実施マニュアルの確認を行いました。

p2.jpg

左:新メンバーを迎えて、スタッフ・オリエンテーションの様子

 

スタッフ・オリエンテーションのあと、1月の派遣プログラムは、子どもグループでは、いつも大好評の天使のねんどと絵本の読みあい、母親グループでは、フリートークと動作法を行いました。子どもたちは久しぶりの天使の粘土に大喜び!思い思いに作品を作ったり、作った粘土の食べ物をパペットのモンキチに食べさせたりして、時間を過ごしました。母親グループでも、動作法のあと、「普段、自分の体をゆっくり見つめることはなく、少し肩の力が抜けた」など、感想が寄せられました。

 

2月には、子どもグループでは、助成事業で作成したプログラム・アイデア集から、びっくり箱作りと絵本の読みあい、母親グループでは、フリートークとタッピング・タッチを行いました。今までは、プログラムの案内をご協力いただいているDV支援団体から、お母さんにだけ送付してきたのですが、この月からは、子どもにも専用の案内を送ることにしました。

 

子ども専用の案内には、今回実施するプログラムの内容と、「楽しみに待っているね!」とメッセージを入れました。その案内から、これまでは「お母さんに付いてきた」「お母さんが終わるまで待っている」という姿勢だったのが、今回は「僕が呼ばれているから、今日は行く!」と楽しみにして、お母さんを引っ張ってきてくれた子どももいたようです。また、自分に送られてきた案内をプログラム当日まで、大切に箱にしまったり、冷蔵庫に貼り付けていた子どももいたようです。

 

子どもたちが作ったびっくり箱は、雨の日にスーパーなどでもらう傘を入れるビニール袋と、ストロー、紙コップなど、身近にあるものを利用して作りました。それぞれ素敵なびっくり箱ができると、「お母さんたちをびっくりさせよう!」と、子どもたちが自発的に役割分担して、お母さんを驚かせるリハーサルまで行いました。最後は、隠れ場所から子どもたちが飛び出して、お迎えに来たお母さんたちをびっくりさせることに大成功!!

 

この、子どもたちのびっくり大作戦は、2007年の夏から毎月派遣プログラムを実施してきて、初めて子どもたちがそれぞれ協力し、グループの皆で何かを行った企画でした。毎月のプログラムの中で、子ども同士のコミュニケーションやつながりが、少しずつ見えてきただけに、スタッフは今回も子どもの持つ力に感動しました。母親グループでも、お母さんたちから子どもの変化や、お母さん自身がこの場をとても大切に思って来てくださっていることを聞き、とても嬉しかったです。

 

3月には、子どもグループでは、これまたプログラム・アイデア集から、紙コップを使った不思議な飛行機作りと絵本の読みあいを、お母さんグループでは、フリートークと呼吸法を行いました。今回も子ども専用の案内から、子どもたちはとても楽しみにしてくれたようです。お母さんグループでも、子どものことで気になること、ご自身の不安なことなどをシェアし、お母さん同士がピアサポート的なグループになってきています。

 

親子の力に感動する一方で、お話を聞きながら胸が痛むこともありますが、親子が一歩一歩踏み出していくための、安心して参加できる時間と、いつ行っても仲間がいる場所を継続して持ち続けていくことの意義を改めて感じています。

 

 

●○●助成事業:冊子が出来上がりました!!●○●

 

立命館大学法科大学院・平成19・20年度文部科学省教育推進プログラム「地域密着型司法臨床教育の模索と拡充」事業の一環として、DV子どもプロジェクトでは、①プログラム・アイデア集、②子ども向けワークブック、③子プロ・パンフレットを作成しましたので、ご報告いたします。

 

『子どもたちのレジリエンスを引き出すプログラム・アイデア集』

(2009年3月発行、A5版 46頁)

身近なものを使って、手軽に、リラックスして行えるプログラムのアイデア集です。派遣プログラムでも好評だった遊びやプログラムをたくさん紹介しています。1冊を協力金700円でお分けしています。

p3.jpg

 

 

『子どものレジリエンスを引き出すワークブック~もう だいじょうぶ!!』

(2009年3月発行、A5版 10頁)

 子どもたちに安心とつながりのメッセージを伝え、レジリエンスを高めるサポートをするためのワークブックです。派遣プログラムでも人気のモンキチくんとフクロウさんと一緒に、楽しいワークを通して、感情表現やストレス・マネジメントなどを学びます。1冊を協力金100円でお分けしています。

p4-1.jpg

 

 

子プロ・パンフレットも新しくなりました!! 

p4-2.jpg

 

 

□そのほかのDV子どもプロジェクトの発行物□

 

『トラウマを受けた子どもへの予防的危機介入のためのプログラム作成および試行的実施プロジェクト~DV家庭に育った子ども支援プログラム作成の試み~報告書』

(2004年9月発行、A4版 153頁)

 

『DV家庭に育った子ども支援の試み~派遣プログラムの展開~報告書』

(2007年9月発行、A4版 75頁)

 

※上記の報告書は、それぞれ1冊を協力金700円でお分けしています。

 

※DV子どもプロジェクトの冊子・報告書をご希望の方には、上記の協力金と送料実費分でお分けしています。協力金は、今後の派遣プログラムの材料費として、使用させていただきます。

 

 

(ニュースレター27号/2009年5月)

 


    • 理事長ご挨拶(54)
    • 理事エッセイ(52)
    • 団士郎理事「木陰の物語」(19)
    • DV子どもプロジェクト(72)
    • Vi-Project(63)
    • 人もねこも一緒に支援プロジェクト(4)
    • 夏(春)の交流会報告(16)
    • 団士郎理事「家族日記」(1)
    • 団士郎理事「父子旅」(24)
    • 団士郎理事「気持ちの冒険 こども旅」(12)
    • アドボケイト・プロジェクト(17)
    • 暴力防止プロジェクト(7)
    • 支援者支援プロジェクト(4)
    • 年次大会報告(13)
    • グループファシリテーター養成講座(14)
    • 援助者研修「怒りのコントロールを学ぶグループ」プログラム実践者養成講座(17)
    • ワーキングマザーのためのストレス・マネジメント講座(4)

©2025 FLCネットワーク. All Rights Reserved.