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DV子どもプロジェクト
38.課題分析表の活用、チームづくりの視点

2011年10~12月の活動報告

正会員 渡邉佳代

 

DV子どもプロジェクトでは、10月と12月には毎月実施している継続団体で、そして11月は単発プログラムとしてDV支援施設で派遣プログラムを実施しました。プログラムの内容は、以下の表の通りです。

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子プロでは、9月の研修で学んだ課題分析表を活用し、チームづくりの強化に取り組んでいます。プログラム運営スタッフが事前に課題分析表を作成することで、プログラムのねらいを明確にし、プログラム進行をする上でどのような問題が起こりうるのかを事前にイメージします。考えられる問題に対して、ファシリ、コファシリ、補助スタッフがそれぞれの役割でどのように動くかといった手立てを考えることにより、スタッフの対応の幅も広がるように思います。

 

スタッフからも「役割が明確になり、どう動いたらいいか分かりやすかった」「チームワーク良く進めることができた」という感想が聞かれ、また運営スタッフのリーダーシップもメキメキと力がついてきて心強く感じています。スタッフが場の安全を守る責任を持ちながらも楽しんで参加し、またチームワークの視点を持つには、目的の共有とスタッフ同士のコミュニケーションがどれだけ取れているかにかかってくるように思います。私たちスタッフがより良く「つながる」ことにより、子どもたちも安全・安心に楽しんで、この場や人とつながれるよう、これからもチームづくりを進めていきたいと願っています。

 

そして、この時期のお楽しみは、何と言ってもクリスマス会!!久しぶりに参加する子どもやクリスマス会の時だけ駆けつけてくれる子どもたちの参加もあり、子どもたちの1年の成長をしみじみと感じました。毎年お馴染みのクリスマス・カレンダーづくりですが、今年も皆と過ごすクリスマス会といった、変わらずにあり続ける象徴のように感じ、あたたかい気持ちになりました!

 

 

第9回「ボランティア・スタッフ養成講座」を

開催しました!

 

2003年より本講座を実施してきて、今年で9回目を迎えました。今年はなんとキャンセル待ちが派生するほどの大盛況!18名の方々が参加され、これまでの修了生は110名となりました。今年はすでに対人援助を実践されている方や、社会人学生の方の参加が多く、休み時間中にもコミュニケーションを活発に交わされていたことが印象的でした。アットホームであたたかい雰囲気の中、皆さんには熱心にご参加いただきました。私たちにとっても、活動を続けてきた思いや大切にしてきた関わりの視点を受講者の皆さんに感じ取っていただいたように思い、エンパワーされたひと時でした。

 

講座では、DV・虐待被害にあった母子の現状をDVシェルターの現場から報告し、その心理的影響への理解を深めることで、子どもも母親も同時に支えていくことや、子どものうちからケアをしていくことの重要性を受講者の皆さんとともに確認しました。同時に、援助者自身の自己理解を深め、より良く自分の感情や感覚とつながることは、より良い支援につながることも確認できたように思います。私たちが援助者として、そして同じコミュニティに生きる1人の人間として、どんなことができるのかをこれからも大切に考え続けていくきっかけになればと願っています。

 

 

以下、受講者の感想をご紹介いたします。

 

●大変勉強になり、得たいと思っていた事は全て明確に、それ以上に得られました。どうも有難うござました。又他の講座にも申込みしたいと思いました。(匿名)

 

●知識だけでなく、現場にたずさわっているみなさんの気持ちなどが伝わってきて、この講座でしか味わえない貴重な体験をさせていただき、嬉しく思いました。(米田)

 

●2日間でたくさん勉強するイメージでしたが、シェルターでの現場の人のお話や臨床心理士の方(渡邉さん)の話も、とても参考になりました。小人数だったので、講習しやすかったです。現場の情報がやはりすごく分かりやすかったです。自己理解の為のロールプレイがすごく自分の感情に気づくことができて良かった。参加者の意欲的な意見がきけたり、若い大学生や実習生にも話をきけて良かった。(よっちゃん)

 

●DV被害者とその子どもたちの現状やトラウマについて理解を深めることができました。転移―逆転移の理解は、援助職全般について必要なことだと感じました。援助関係の中で生じている自分の気もち、感情を理解することや、自分がどのように動く傾向があるか知ることは、とても大切だと思いました。(KO)

 

●トラウマについての知識、DVについての現状について、知れたことがよかった。ロールプレイをして、自分がどのような時に、どんな気持ちになったのかをあらためて知ることができた。全体的にアットホームな雰囲気で参加することができて、他の参加者さんとも話すことができてプラスになった。(かなえ)

 

●とても有意義な講座でした。参加できて良かったと思いました。モラルハラスメント被害にあった方との関わりから参加致しましたが、DVの根底にある社会意識に問題がある事を感じました。説明が分かりやすく、事例から現在のDVやその取り組みがどのようになされているのかが分かりました。(佐藤恒士)

 

●とても有意義な講座で、学んでいて楽しく(内容はシビアだったにもかかわらず)、受講してよかった!と思いました。(ゆんゆん)

 

●勉強になりました。トラウマやDVに対して理解が深まったところ。(まめ)

 

●さまざまな人と話をすることができた。ボランティア養成というよりは、今活動されている方のエンパワメントに力を置かれているように感じました。自分の体験をふり返ることができた。講師の方の体験に根ざしたお話を聞くことができ、イメージしやすかった。アットホームな雰囲気だった。(M.O)

 

●とてもためになりました!!また、とてもエンパワーされました!!内容がすごく充実していて、講師、参加者の熱意を感じました。(Y.N.)

 

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(ニュースレター38号/2012年2月)

 


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